2011年12月11日

傍にいないという選択


「今すごく辛い」

誰かにそう言われると僕は性格上、

「大丈夫?話くらいなら聞くよ。傍にいようか?」

そう言ってしまう。

けれど、辛い時に人は常に誰かに傍にいて欲しいものではなく、

一人きりになりたい時もあるはずで、

傍に居ずにその人を一人にして外から見守るという選択もあると思う。





恐らくただの友達に辛いと言われたのなら

“傍にいない”という選択を簡単にできたと思う。

しかし、大切な人からそう言われた時に僕は

口では

「不安になっても大丈夫だよ。しんどいならメールの返信しなくて良いからね」

と言うものの、

本心は大切な人のことが心配で気が気ではなかった。

できることなら隣にいてあげたい、そう思ってしまった。





傍にいないという選択を何の迷いもなくできるようになった時

僕はもう少しまともな大人になることができるのだろうか。

それともそうなった時に僕は僕でなくなってしまうのだろうか。

その答えはその時になってみないと分からないのかもしれない。

しかし、大切な人から辛いと言われた時に

傍にいるという選択肢一択ではなかったことに

少しだけ僕も変わったのかなと、ふと感じた。





それでも、鳴らない携帯を僕は今でもまだ見つめている。
posted by yusa at 01:48| 広島 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月07日

最期に目に映るモノ


亡くなる間際の人を見る度にこの人には今の自分がどう映っているのだろうと考える。

人としての存在さえも分からないのだろうか。

それとも白衣を着た悪魔なのだろうか。

苦痛に僅かに反応する体を見る限り、少なくとも天使なんて綺麗なモノにはなれないのだろう。

悲しいけれどそれだけは分かる。
posted by yusa at 22:55| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月04日

スズメ


寒い中にふと現れたポカポカとした陽気。

それを感じたときに急に三鷹の方に行きたくなった。

去年の冬のことを体は覚えているらしい。

今にして思うと当たり前の事もしてあげられていなかったんだな。

こんな日に外に出かけるだけでも良かったはずなのに。

元気にしているのかな。

あれ以来一度も中央線に乗っていない。
posted by yusa at 13:50| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月02日

12月


いつの間にか12月になり、その時を待っていたかのように外の空気も一気に冷めたものになった。

雪のない12月を僕はあと何度過ごすことになるのだろうか。
posted by yusa at 00:54| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

赤よりも白を


「このワインもこの前のと同じくらいおいしいね」

そう言って指差したボトルはこの前も一緒に飲んだ銘柄。

仕方ないか。

前回は二人でボトル3本開けたんだから。

何度も携帯を見るのは時間を気にしているから?終電が行ってしまうのを確認したいから?

どちらにせよ今さらもう一本ボトルを頼んだってことは帰る気がないってことなんだね。

「酔ってて記憶ないんだ」

今回もその“いいわけ”に最後まで付き合えば良い?
posted by yusa at 00:34| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月20日

14


“いつかあなたを幸せにするために”

ただそれだけのために生き続けていたはずなのに

いつの間にかあなたに会えなくなって10年以上の時が過ぎてしまった。
posted by yusa at 23:59| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月19日

もう二度と


昔別れた彼のことが忘れられない。

それなのに好きでもない他の男の人の元へ行ってしまう。

私は何がしたいのか分からない。

そう言って目の前の人は涙を流した。

そこから6時間、延々とお悩み相談。

僕はできる限りのアドバイスをした。

それなのに一通り話し終えたところで、好きでもない男の人から彼女へ一本の電話。

そして彼女は帰路とは逆の終電に乗り込んでしまった。



その別れ際、

「色々とありがとう」

そう言って僕を抱きしめた彼女に僕は“女と涙”は混ぜ合わせてはいけないものだと改めて感じた。
posted by yusa at 21:37| 広島 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月13日

sounds like love


フォアボールさえも知らないのに隣でマネーボールを観ている人の事を

僕はこれからもずっと愛するのだろうか。

そう思うと映画の内容なんて半分も頭に入ってこなかった。
posted by yusa at 19:36| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月11日

tachy


死というものをよく知りもしないのに、それでも死ぬことばかりを考えていた頃、

あの頃は知らないが故に死に対して一種の憧れのようなものを感じていたのかもしれない。

しかし今、死と毎日のように接する世界にいて、死を身近に感じるようになり、

死はそんなに綺麗な存在ではないという認識を持つようになった。

いつ死んでもおかしくない、それなのに生きている、

そんな状況の人間と対峙しているとその思いがより一層自分を支配し、

その場にいることすら放棄してしまいそうになる。

本当の死は怖い存在だった。
posted by yusa at 08:23| 広島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月28日

Oslo, Jakarta, Dakar, Boston and Charleroi


Jack Johnson を BGM に片手には Chimay のRouge。

街外れの小さな酒場のテーブル席。

目の前にいる女性は Lindemans Cassis を片手に

「恋人はニューヨークで Neuroscience の研究をしているの」

そう言った。

なぜそんなにも遠くにいる人の事を想い続けられるのか

今の僕には分からなかったからその答えを求めたら

「近くじゃないからこそ、いつまでも想い続けられるんだよ」

そう答えて、微笑んだ。





これが

“信じる事”

なのだろうか。
posted by yusa at 22:22| 広島 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月15日

晴れ男


患者が一人退院した。

患者が病院を出る直前、その患者の息子が僕の方に振り返って一言

「これから頑張ります」

そう言った。





幸いな事にその患者は治療が功を奏して

入院前とは比べ物にならないほど元気になって退院する事ができた。

だが、そんな見た目とは裏腹に

恐らくその患者はほぼ一年以内に病気が再発して亡くなることになる。

それほどにもう手当てのしようがない病気。

しかし、その余命が数年伸びる可能性のある薬が存在している。

ただしそれに具体的な根拠はなく、あくまで可能性であって、全く伸びない人もいる。

だからその薬を使って伸びる余命は平均して3カ月に満たない。

そしてそのような薬だからもちろん保険の適応外である。

つまり、使うには高額なお金が必要となる一方で余命が伸びるかは眉唾物。

そんなリスクの高い薬。





前述の息子から、

仕事を辞めてそこから得た退職金を使ってその薬を購入するつもりだと聞かされていた。

年齢的に再就職は難しく、他にも養わなければいけない家族がいる状況にも拘らず。

効果があるかは分からない、それでも良いのかと聞くと彼は

「今までたくさん世話になったから、一日でも長く生きてもらいたいんです」

ただそう言って笑った。

だから僕には別れ際の「これから頑張ります」という言葉が

これからの彼の決意を表しているように感じた。





同じ状況に僕が立たされたとき、僕はどういう行動を取るのだろうか。

家族や大切な人のためにこれからの将来を捨て、何百万も投げ打って、

得られるかも分からない命のために賭けることができるだろうか。

どれだけ相手の事を想っていても簡単に答えを出すことはできないと思う。

例え3カ月余命が伸びたとしても、それに対する対価が妥当なのかとも思ってしまうだろう。

そんな考え方は不徳だろうか、それとも現実的なのだろうか。

しかし、そんな状況に数多く接していると

どうすることが人として、家族として選ぶべき答えなのか分からなくなる。

そう思いながら空を見上げると大雨だった空がいつの間にか晴れていた。

外泊するたびに奇跡的に晴れるその患者は最後の最後まで晴れ男だった。

posted by yusa at 20:24| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月26日

あがっと、のじぇす、あーかー


例えば誕生日パーティのように相手を喜ばせるイベントをする時は

もしかしたらイベントそのものよりもイベントを企画する段階が一番楽しいのかもしれない。

どうやったらあの人を喜ばせることができるのだろう、

これだったらこの人に合うんじゃないか、

そんな想いを巡らせるとワクワク感のようなものが込み上げてくる。



雨の新宿で彼女へ記念日のプレゼントを買ってきた。

大層なものではないけれど彼女がどんなリアクションをしてくれるのか今から楽しみでならない。
posted by yusa at 18:30| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月11日

Wasting my time


ついこの前まで笑顔を見せていた人がひっそりと息を引き取る。

そして、これまで語っても語り尽くせないほどの人生を歩んできたはずなのに

最後はたった数切れの紙に記録として記されて終わり。

そんな光景を毎日のように見ている。





「yusaさんが担当で良かったよ。その笑顔で毎日元気になれた」

そう言って昨日笑顔で退院していった人も

もう余命は数えるほどしかない。

それを知らない本人に僕は

「元気にお孫さんとキャッチボールしてくださいね」

と言いながらいつもと同じ笑顔で送り出した。





自分の最後も同じなのだろうか

傍にいて泣いてくれる人はいるのだろうか

最後まで笑っていられるのだろうか

そんな事ばかり考えてしまう。

posted by yusa at 21:26| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月08日

久しぶりに


節電で少し淋しい東京タワーを増上寺を目の前に見上げてみた。





暑い夏が終わりを迎え、少しずつ涼しくなってきた。

あなたは今どこで何をしているのかな。

僕は東京で迷っているよ。
posted by yusa at 22:42| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月05日

疲れたけれど


23時過ぎに帰宅して翌朝5時には出勤するような生活。

もっと楽な仕事は他にたくさんあるのだろうと思いながら

それでも頑張れるのは頑張った分だけ“良くなる”から。

必ずしも良くなるとは限らないけれど

最後に笑顔になってくれる人が一人でも多くなればそれで良い。

さあ、また数時間後には起きなくては。
posted by yusa at 00:15| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月28日

将来のこと


最近の仕事について同期とメールをしていて、

「今の職業を一生続ける気はない」

と話をしたら、

「yusaには研究職の方が合ってるよ」

と返された。

だから僕は

「学業としての研究と生業としての研究は別物だよ」

と珍しく真面目に答えてしまった。

けれど、それが本音。

“箔をつけるために”学業としての研究に戻ることはあるかもしれないが

研究で生計を立てたいとも、立てられるだけの才能もないと思っている。

全く別の選択肢として教員になることも考えてはいるけれど、

教員をしている元同僚の話を聞く限りそれも今は魅力を感じる職業ではない。

詰まる所、今の職業を続ける気はないが、かと言って他にやりたい職業があるわけでもない。

果たして自分は何がやりたいのか。

選択肢がないというのも辛い事だけれど、なまじ選択肢がありすぎるというのも辛い。

とりあえずは今の仕事に集中するしかないのだろうか。

posted by yusa at 23:53| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月26日

流れの中で


ちょっと辛い事があって自転車に乗りながらこのまま東京タワーに行ってしまおうかと思ったけれど

さすがに大雨の中を駆け抜けられるほど青春時代のような元気は残っていなかった。

あなたなら今の僕を見て何と言うのだろう。
posted by yusa at 22:24| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月25日

DNR


親戚でもなければ友人でもない、けれど赤の他人でもない

そんな人が次々と亡くなっていく。

そしてそのたびに自分はどういう気持ちでその人とその家族に関われば良いのだろうと考える。

しかし、その答えは一向に見えてこない。






そんな中でまたひとり、旅立っていった。

家族が毎日深々とお辞儀をしていた姿を見ることはもうないのだろう。
posted by yusa at 20:26| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月18日

karma


何のために俺は生きている?



そう疑問に思う人間の目の前に数え切れない管で体を繋がれ首には穴が開いた人間が一人。



- 何のために、俺は生きている? -



もう一度だけ問うた。
posted by yusa at 19:23| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月14日

make me wanna



息を切らす僕を何も言わずに抱きしめてあなたは僕の下敷きになる。







言葉以上に愛情を伝える方法。

それがあることをあなたから教えられた。

そしてそれは逆説的にあなたをこころから愛しているからこそ感じることなのだろう。

posted by yusa at 22:13| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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